\本記事はこんな方にオススメ/
- CTS製ポットは音が良いって本当!?
- ポット交換を自分でやってみたい!
- おすすめのギターポットはどれ?
はじめに
(▲今回はTokai製レスポールで検証しています)
本ページは、CTSがリリースするギターポット『Custom 500シリーズ』のレビュー記事となります。想像以上にサウンドが変化したので、ぜひ参考にしてみてください。
CTSは ”世界トップに君臨” するコントロールポット製造メーカー。他社からも製造依頼(CTS製と明記されている)されており、業界内でも信頼されるメーカーです。
CTS製ポットは、「音が太い」「抜けが良い」と多くのギターメーカーやミュージシャンに支持されています。今回はそのサウンドを実際に聞いていきましょう。
ポット交換の様子は
こちらの記事で紹介しています。興味のある方、自分でポット交換してみたい方は、交換手順も解説してますので読んでみてください。
関連記事 【レスポール編】『ミリ規格⇒インチ規格』へのポット交換手順を解説!
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ビフォーアフター比較
(▲左:Tokaiレスポール純正ポット、右:Custom 500/CTS)
音作りはアンプシュミレーター「AmpliTube」から3種類(CL/CR/OD)のアンプを選択し、それぞれ同じセッティングで2ポジション(リア/フロント)を録音していきます。
交換前のポットは、「JINSUNG」という韓国産ポットが搭載されていました(画像左)。今回のTokaiレスポールは、新品購入したので純正ポットとなります。
各ポジション毎、ボリューム10 ⇒ 7の順番で(8~10小節ずつ)流れます。交換前後で、BカーブからAカーブに変更したため音量差があります。
比較:クリーン
(▲Fenderアンプのモデリング。EQはすべて5に設定。)
CLリア音源
\ 【Clean】韓国産ポット リア音源はこちら /
\ 【Clean】CTSポット リア音源はこちら /
クリーンサウンド:リアP.Uの比較音源。韓国産ポットは良くも悪くも雑味がある印象。CTSポットは ”コードの分離” が良く、全体的にクリアに聞こえます。
CLフロント音源
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\ 【Clean】CTSポット フロント音源はこちら /
クリーンサウンド:フロントP.Uの比較音源。韓国産ポットはパワフルですが低音が暴れ気味。CTSポットは ”締まった低音” で高音域も抜けるためバランス良く聞こえます。
比較:クランチ
(▲Fenderアンプのモデリング。EQはすべて5に設定。)
CRリア音源
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\ 【Crunch】CTSポット リア音源はこちら /
クランチサウンド:リアP.Uの比較音源。韓国産ポットは高音域が抑えられた太い中音域、CTSポットは高音域を主張する軽快なサウンドで好みが分かれそうです。
CRフロント音源
\ 【Crunch】韓国産ポット フロント音源はこちら /
\ 【Crunch】CTSポット フロント音源はこちら /
クランチサウンド:フロントP.Uの比較音源。韓国産ポットの力強い低音は単体では良いですが、アンサンブルの中ではベースと被って抜けが悪くなると想定できます。
比較:オーバードライブ
(▲Orangeアンプのモデリング。EQはすべて5に設定。)
ODリア音源
\ 【Over Drive】韓国産ポット リア音源はこちら /
\ 【Over Drive】CTSポット リア音源はこちら /
オーバードライブサウンド:リアP.Uの比較音源。オーバードライブになると、韓国産ポットよりもCTSポットの方が低~中低音域に芯のあるサウンドに聞こえます。
ODフロント音源
\ 【Over Drive】韓国産ポット フロント音源はこちら /
\ 【Over Drive】CTSポット フロント音源はこちら /
オーバードライブサウンド:フロントP.Uの比較音源。韓国産ポットはブーミーなサウンドになり、CTSポットはスイートスポットを捉えた王道的なサウンドに聞こえます。
比較結果
(▲各アンプ毎のリアP.U出力による波形)
韓国製ポットと比べると、CTSポットは ”60Hz付近が抑えられ、250Hz/2kHz付近がプッシュ” される傾向で、タイトでパンチのあるサウンドに変化しました。
極端に云うと、韓国産ポットは少しボヤケたサウンドに聞こえ、CTSポットは余計な低音域がカットされたことで ”スッキリと輪郭が整った” 印象だったかと思います。
これも面白い結果なのですが、CTSポットに交換したら2dbほど出力がアップました。同じ抵抗値500kΩのポットでも、サウンドや出力が異なることは実証されました。
韓国産ポット音源の方がやや大きく聞こえるかと思いますが、CTSポットの方が出力が大きいため2db下げて録音しています。
Custom 500の『トルク』は?
使い心地ですが、Custom 500シリーズの ”トルクは重め”です。ギターポットでのボリューム奏法や、ボリューム/トーン調整を頻繁にする方は扱いづらいかもしれません。
ストラト系でよくある「演奏中、ノブに手がぶつかってボリュームが変わるのがうざい…」と悩む方は重めのトルクがおすすめです。(かなり改善できます)
Custom 500シリーズはインチ規格です。ミリ規格(国産ギター等)から交換する場合は注意が必要ですので、
こちらの記事を参考にしてください。
関連記事 【レスポール編】『ミリ規格⇒インチ規格』へのポット交換手順を解説!
さいごに
今回はCTSポット『Custom 500シリーズ』を紹介しました。CTSポットは「音が太くなる」「抜けが良くなる」といった評判通りの結果になったのではないでしょうか。
筆者としては ”出力が上がって音が太く” 感じ、”不要な低音域がカットされてギターのおいしい帯域がプッシュされた” ことで抜けが良くなった印象でした。
ポットは、アンプやピックアップほどサウンド影響はありませんが、安価なパーツですので「ギターの音に満足していない…」という方はぜひ交換してみてください。
今回はここまで!それでは快適なギターライフを♪
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