路上ライブ必須の『バッテリ式アンプ』の選び方とおすすめ３撰！

はじめに

路上ライブや、音響システムのない場所で必須となるのが ”バッテリ式アンプ”。「どれを選んだら良いかわからない…」という方のために、おすすめ３機種を紹介していきます。

路上ライブ用アンプ【おすすめ３撰】

最近、さまざまなバッテリ式アンプがリリースされていますが、上記３つのポイントがとても大切です。価格も気になるところですが、”良い音で長く使えるか” が重要です。

【1】Cube Street EX /ROLAND

価格：60,000円前後～

『Cube Street EX』は、単3電池8本で”最大50W” のステレオ出力を実現し、複数プレイヤー（4チャンネル）での同時利用も十分可能なバッテリ式ステレオ・アンプです。

OUTPUT POWERスイッチが「MAX」（最大出力：50W）でも4～5時間駆動するので、1日に2、3ステージする方でも安心です。

ウーファー：8インチ（20cm）✕２発、ツィーター：2インチ（5cm）✕２発が搭載され、ワイドレンジで迫力のあるサウンドが特徴です。

「Cube Street EX」のコントロールパネル

『Cube Street EX』で注目すべきは、”COSMアンプとエフェクトの搭載” 。ペダルエフェクターが無くとも音作りが可能なので、荷物が多くなりがちな路上ライブでは重宝します。

別売のフットスイッチ（BOSS FS-6）を接続することで、GUITAR/INSTチャンネルの「CHORUS/DELAY」と「REVERB」のオン/オフを足元で制御できます。

【2】AC-33 /ROLAND

価格：43,000円前後～

『AC-33』は、”弾き語りやソロ・ギター向け” に設計されたバッテリ式ステレオ・アンプで、2010年2月にリリース～現在に到るまで多くミュージシャンに愛され続けています。

電車やバスなどの公共機関を使った移動では、”重量5kg未満” という軽量は非常にありがたく、持ち運びが苦になりません。

定評通り、「ナチュラル」で「温かさ」のあるサウンド且つ、低音域～高音域までバランス良く出力されています。エフェクトやリバーブも綺麗に掛かっています。

「AC-33」のコントロールパネル

『AC-33』で注目すべきは、”ルーパー機能（最大40秒）”。2チャンネル両方とも録音することができ、場所を選ばずクリエイティブな演奏が可能となります。

別売のフットスイッチ（BOSS FS-6）を接続することで、ルーパー機能の操作や、「CHORUS」「REVERB/AMBIENCE」のオン/オフを足元で制御できます。

【3】BA-330 /ROLAND

価格：72,000円前後～

『BA-330』は最大6ch入力可能な ”ポータブルPAシステム” で、バンド、ボーカルグループ、イベントなど、さまざま形態に対応できるバッテリ式ステレオ・アンプです。

DC入力端子には ”XLR4ピン・プラグ” が採用されているため、ビデオ・カメラ用の汎用充電池を使用すれば ”最大24時間のバッテリー駆動” も可能です。

カスタムスピーカー：6.5インチ（16cm）✕4発と、ツイーター✕2により、ボーカル、アコースティックギター、シンセなど、あらゆるサウンドを高品位に出力します。

「BA-330」のコントロールパネル

『BA-330』で注目すべきは、多彩な入力に対応する ”6ch仕様のミキサー”。マイクや楽器を本体に直接接続するだけのオール・イン・ワンPAシステムを構築できます。

マスター出力には2バンド（LOW/HIGH）EQが搭載されているので、聞こえ方が変わりやすい野外の ”環境に合わせた音質補正が可能” です。

さいごに

スペックやサウンドについて解説してきましたが、利用人数という視点で見れば、自分にどのバッテリ式アンプが合っているか切り分けられるかと思います。

ほかにも路上ライブには、「マイク」「マイクスタンド」「マイクケーブル」などが必要ですので、別の記事で紹介していきたいと思います。