\本記事はこんな方にオススメ/
- フロイドローズで音程が安定しない…
- フロイドローズの扱い方が違う…?
- フロイドローズってメンテが大変?
はじめに
本ページは、フロイドローズを搭載しているのに「チューニングが全然安定しない!」と悩むギタリストへ向けた内容となっています。(Floyd Rose社以外のメーカー含む)
フロイドローズは、「ナット」と「サドル」の両側で弦を固定する構造(ダブルロッキング・トレモロシステム)から、最もチューニングが狂いにくいトレモロです。
【Floyd Rose】チューニングが安定しない原因は?
(▲Floyd Roseの『ストリングリテイナー』)
考えられる原因
- ナットキャップの取付け方向が違う
- ナイフエッジ部分が摩耗している
- トレモロアンカーが傾いている
フロイドローズのチューニングが安定しない原因として、よくある上記ポイントはご存知かもしれません。今回チェックしてほしいのは「ストリングリテイナー」の高さです。
上記以外に、「トレモロのフローティング調整が甘い」「ロックナットのネジが緩んでいる」等もフロイドローズではよく云われる原因となります。
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ストリングリテイナーの正しい『高さ』は?
ストリングリテイナーは、通常であれば弦のテンションを調整する役割を持ちますが、フロイドローズにおいては ”ロックナットに対する弦の角度” の調整が最も重要です。
弦とロックナット間に隙間があると、ナットキャップを締めた際に弦が押し込まれて張力が働きます。この余計な張力が、チューニングを不安定にする原因となります。
ロックナットを横から見ると斜めに角度がついています(上画像参照)。弦がロックナットの角度に沿う(隙間がない)ように、ストリングリテイナーの高さを調整します。
さいごに
今回は、フロイドローズのチューニングを安定させるために必須のチェックポイントとなる「ストリングリテイナー」の正しい調整方法について紹介しました。
一般的なストラトタイプのヘッドは水平に作られていますが、ヘッドに角度がついているギターではストリングリテイナーが搭載されてない場合もあります。
ギターメンテナンスは奥が深く、最初は「こんな感じかな…?」と何となく調整してバランスを崩してしまうこともありますが、それも1つの経験ですので積み重ねていきましょう。
ただし、やみくもにイジると故障の原因となるので、難しいことはリペアショップに相談しましょうね。今回はここまで!それでは快適なギターライフを♪
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