2~3名編成のライブREC&配信にも最適な『US-4x4HR』【お手頃価格のオーディオI/F】

DTM

\本記事はこんな方にオススメ/

    • マルチOUTのオーディオI/Fが欲しい
    • お手軽価格のオーディオI/Fが欲しい
    • ライブREC&生配信やってみたい

公式製品ページはこちら

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はじめに

先日、アコースティック編成でのライブ・レコーディングする機会があり、TASCAM製品『US-4x4HR』を導入。本ページでは、レビューやセッティングを紹介していきます。

筆者がメインで使用する『Apollo Twin X』は2チャンネルしかないため、お手頃価格の多チャンネル入出力のオーディオインターフェースを探しました。

2021年1月にリリースされた『US-4x4HR』はUSシリーズの後継機種で、性能アップはもちろん、DTMのほか ”生配信やポッドキャスト制作にも対応” できる機能を備えています。

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『US-4x4HR』の主なスペック

(▲クリックで拡大表示▲)
スペック情報
  • 入力数:4 ※XLR、TRSライン入力各4系統
  • 出力数:4 ※TRSライン出力(バランス)
  • ヘッドフォン出力:2
  • 最大24bit/192kHz対応
  • ゼロレイテンシー・ダイレクトモニタリング
  • IN1/2はギター/ベース入力対応 ※切替SW付き
  • MIDI IN/OUT端子装備
  • 48Vファントム電源対応
  • USB Type-C接続 ※USB Type-A – Type-Cケーブル同梱
  • iOSデバイス接続対応 ※iPadなど
  • ループバック機能搭載 ※ステレオ/モノラル設定可
  • USBバスパワー駆動
    ※48Vファントム電源使用する場合、PCとUSB Type-C 端子接続、または付属ACアダプターからの電源供給が必要です。
DAWソフト「Cubase LE」「Cubasis LE3」や、2000音源収録の「IK Multimedia SampleTank 4 SE」も同梱され、DTM初心者にもおすすめです。

『US-4x4HR』のサウンド

参考動画はコチラ

今回のライブ・レコーディング音源は大人の事情で公開できませんが、『US-4x4HR』の音質を一言で云うなら ”芯のあるクリアなサウンド” であらゆるジャンルに対応できます。

US-HRシリーズは、超低ノイズで定評のあるプリアンプ「Ultra HDDA」の採用と、オーディオ性能の改善により、忠実な原音再生を可能にしました。

『US-4x4HR』の販売価格は26,000円前後と、多チャンネル・オーディオインターフェース中では安価でありながら、クオリティの高いサウンドを実現しています。

ゼロレイテンシー・ダイレクトモニタリングにより、PC負荷を気にせず高音質(最大24bit/192kHz)な録音も可能となっています。
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『US-4x4HR』を使ったRECパターン

上画像は『US-4x4HR』で4チャンネルすべてを使ったレコーディング・パターン例です。入出力4系統は、モノラル、ステレオ(1/2ch、3/4ch)の組み合わせも可能です。

筆者が使用したケースは「パターン例3」で、IN1=AG、IN2=Bass、IN3=MIC、IN4=MICを入力し、4系統の出力をアナログミキサーに送りました。

『US-4x4HR』はUSBバスパワー駆動なので、(PCバッテリーさえ確保できれば)電源のない路上ライブ収録も可能です。

収録チャンネルを多く必要とするドラムなどは、本格的なレコーディングは出来ませんが、SNS投稿やデモ音源向けであれば4チャンネルで十分です。

『US-4x4HR』を使ったライブREC方法

(▲画像クリックで拡大表示▲)

上図は、筆者がライブレコーディングで使用した接続構成です。ケーブル接続びイメージは出来たかと思うので、DAWとオーディオインターフェースの設定も解説していきます。

DAWの設定

(▲Cubaseのオーディオコネクション設定画面)

DAW側は、オーディオコネクションの設定でバスを追加します。詳しい設定手順は、こちらの記事で解説していますので参考にしてみてください。(Cubase向け)

デフォルトでは、Stereo Out(Left&Right)のみのため、アナログミキサーへマルチアウト(パラアウト)させるには、バスを追加して割り当てる必要があります。

 関連記事  【Cubase】マルチアウト(パラアウト)設定手順を5分で解説!

US-4x4HRの設定

(▲US-4x4HR専用設定ツールの画面)

『US-4x4HR』側は、専用設定ツールの「Settings Pannel」で上画面のように設定します。セットアップが終わってない方は、こちらの記事を参考にしてください。

『US-4x4HR』には ”ループバック機能” が搭載されていますが、ライブ・レコーディングではトラブルの原因にもなるので、こちらの記事もよく読んでください。
筐体側は、「MONITOR BALANCE」ノブを「INPUT」側に振り切ります。DAW上でエフェクトを掛ける場合は、「COMPUTER」側に振りましょう。

さいごに

『US-4x4HR』は、”多チャンネル入出力と高音質を低価格帯で実現” するオーディオインターフェースの中ではトップクラス。(2010年代なら5万円以上はしましたね…苦笑)

低価格帯ではありますが、筐体はメタル・アルミ素材で作られているので ”耐久性が高く”、ケーブルの抜き差しや使用中の ”衝撃に強い” 設計となっています。

最後になりますが、『US-4x4HR』からマルチアウト(パラアウト)する場合は ”バランスケーブル” を使用してください。(3mがおすすめ)

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