2017年9月に発売されてから、世界中のDTMクリエイターに『Superior Drummer 3』は注目され続けています。
なぜ注目されているのか? 答えは、”DTM史上最高のドラム音源” だから…!
じつは自身も『BFD』シリーズから乗り換えてます(苦笑)だって『Superior Drummer 3』はデフォルトキットでもう桁違いに扱いやすいんです…。
実際にMIDI打込みした音源を用意したので、収録された7つのデフォルトキットを紹介していきます。
【1】Ayotte
Ayotto(エイヨット)は、1982年に創業されたカナダのメーカー。
ドラムの音質に大きく影響のある ”フープが木製” のため、ナチュラルな低・中音域と音ヌケの良さが抜群に心地よいです。
ほとんどのメーカーが金属製のフープを採用しているので、一味違った深みのあるサウンドが楽曲を引き立てます。
【2】Gretsch
Gretsch(グレッチ)は、1883年に創業されたアメリカのメーカー。
1950~60年代のジャズドラマーのほとんどが使用していたので「ジャズといえばGretsch!」とうイメージを持つ方も多いです。
力強いアタック+マイルド+粒立ちが良い特有のサウンドは、様々なジャンルで個性を発揮します。余談ですが、Gretschはギターよりもドラムのほうが歴史は古いです(笑)
【3】Ludwig Classic
Ludwig(ラディック)は、1909年に設立されたドイツのメーカー。
世界中のドラマーに影響を与えたジャズドラマーの ”バディー・リッチ” や、The Beatlesの ”リンゴ・スター” が使用していたこと有名です。
豊かな低音と、コシのあるサウンドで耳ざわりが良く、自然なサスティーンも心地よいです。
【4】Ludwig Concert
こちらもLudwig(ラディック)のデフォルトキットですが、Classicに比べると全体的にピッチが高めに設定されています。
しかし特有の低音やコシは損なわれてはおらず、ドライブ感のあるサウンドにチューンナップされた印象です。
【5】Pearl
Pearl(パール)は、1946年に設立された日本のメーカー。
日本国内の多くのスタジオに設置されているので、ドラム以外のパートの方でもご存知ではないでしょうか。
バツグンの音抜けの良さと、芯のある硬めな音質が特徴で、バンドサウンドの中でも埋もれない鋭さを備えています。
【6】Premier
Premier(プレミア)は、1922年に設立されたイギリスのメーカー。
ジャズドラマー界の巨匠 ”ルイ・ヘイズ” から、UKロックバンド「The Who」の ”キース・ジョン・ムーン” が使用し、幅広いジャンルで愛されています。
品のある響きでありながら、繊細で太い音が特徴で、近年ではヒップホップ系のミュージシャンにも好まれています。
【7】Yamaha
Yamaha(ヤマハ)は言わずとしれた日本のメーカーで、世界最大級の総合楽器メーカーでもあります。
1967年頃からドラムが発売されはじめ、一切ムダのない洗練されたサウンドと優しい響きは世界中のミュージシャンを魅了し続けています。
テクニカル系ドラマーに愛用され、”ドラム” という楽器の完成形として見られる声も少なくありません。
まとめ
どのデフォルトキットもクオリティの高さを感じたと思います。それもそのはず、サラウンド構成で11個のルームマイクで収録されています(爆)
ちなみデフォルトキットは7種類ですが、スネアは25種類、キックは16種類あります。もっと詳しく知りたい方は、Toontrack公式サイトをご覧ください。