\本記事はこんな方にオススメ/
- 『GX-100』の購入を検討している!
- 『GX-100』と『GT-1000』の違い?
- 高品位マルチエフェクターが欲しい!
はじめに
このページはBOSS製 最新マルチエフェクター『GX-100』のレビュー記事です。筆者が3ヶ月ほど使用して分かったことや、率直な意見を紹介していきます。
また、「なぜ『GT-1000』を選ばなかったのか?」と気になる方も多いと思いますので、『GX-100』と『GT-1000』の違いについても触れていきたいと思います。
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『GX-100』と『GT-1000』の違いは?
GX-100 | GT-1000 | |
価格 | \69,850 | \121,000 |
エフェクト | 154種類 | 145種類 |
フットSW | 8 | 10 |
物理ノブ | 4 | 6 |
カラーディスプレイ | ◯(タッチ操作対応) | ✕ |
サンプリングレート | 48kHz | 96kHz |
AD/DA変換 | 24bit | 32bit |
Bluetooth | デバイス別売 | 内蔵 |
SEND/RETURN | 1系統 | 2系統 |
サイズ(mm) | 460×193×73 | 462✕248✕70 |
重量 | 3.5kg | 3.6Kg |
まずは、『GX-100』と『GT-1000』の比較表を見てください。注目すべきは、「価格」「カラーディスプレイ」「Bluetooth」「サイズ」「重量」(※黃背景)でしょう。
サンプリングレート、AD/DA変換に違いはありますが、『GX-100』でもレコーディング、ライブで問題なく使用できるスペックですし、AIRDサウンドを十分に堪能できます。
『GX-100』のここがスゴイ!
ここからは、『GX-100』を実際に使ってみて「良かった!」と思えたポイントを3つ紹介していきます。
【1】タッチ操作対応『カラーディスプレイ』が使いやすい!
『GX-100』は、BOSS製マルチエフェクターとしては ”初” のカラーディスプレイを採用。若干小さく感じますが、実際に使ってみてると識別しやすいので気になりません。
タッチ操作は、スマホと比べると ”やや遅れ” を感ますが、1時間もイジっていると慣れてきます。細かい音質調整は、ディスプレイ下の1~4のノブでストレスなく操作できます。
【2】真空管サウンド溢れる『歪み系アンプ』が豊富!
マルチエフェクターの歪みには「デジタル臭い」「ペラペラ薄い」イメージがありますが、『GT-1000』譲りのAIRDプリアンプは、想像以上に生々しいドライブサウンドです。
とくに、「X-CRUNCH」「X-HI GAIN」など、BOSSオリジナルのXシリーズは ”音の分離が良く”、バンドの中でも ”ヌケの良いサウンド”でおすすめです。
【3】なんといっても『コスパ』が良い!
『GX-100』と『GT-1000』の価格差は50,000円。それでも、搭載機能において大きく劣ることなく『GT-1000』と同等レベルのサウンドを備えているのが特徴です。
たしかに『Kemper』や『Quad Cortex』と比べれば、”生アンプ感” は劣ります。しかし、高級ギタープロセッサーの1/4の価格と考えるとコスパ最強のマルチエフェクターです。
筆おす
『GX-100』のここがイマイチ!
ここからは、『GX-100』を実際に使ってみて「イマイチ…」と思えたポイントを3つ紹介していきます。
【1】意外に『クリーン系アンプ』が扱いづらい!?
『GX-100』というよりAIRD全般になりますが、歪みモードをLOWにしても「GAINを上げると結構歪む」「GAINを下げると極端に音量が小さくなる」などの現象があります。
対策としては、「ギター側のボリュームを少し絞る」か、「コーラス/フェイザー等を薄くかける」ことで角が取れたクリーンサウンドを作れます。
【2】GT-1000と『重量』がほぼ変わらない!?
筆者は、サウンドと同じくらいサイズ・重さを重要視しています。リハやライブでは移動だけもで疲れてしまうので、常に「高音質・軽重量化」を考えているわけです(苦笑)
「もっと軽量化できなかったのか…」とも思いますが、フットSW間隔はほど良く、耐久性・安定感があるので、ステージを考えると納得の設計と感じさせられます。
【3】Bluetooth接続に別売アダプターが必要!?
近年、Bluetoothでタブレットに接続し、アプリ上で操作するマルチエフェクターが主流となってきました。パラメータ調整時に、毎回しゃがみ込む必要がないので便利な機能です。
筆者の場合は、”持ち物を減らす目的” でタブレットを使用するつもりがありませんでした。自宅で音作りをして、現地で微調整(GLOBAL EQ)すれば全く問題ありません。
さいごに
筆者のように ”音質向上と機材のミニマム化” を目指す方や、高級ギタープロセッサーに手を出せない方にとって、『GX-100』は値段以上の価値を提供してくれます。
操作方法も「従来のマルチエフェクターの使い方+タッチ操作」のハイブリッドなので、デジタル系エフェクターに苦手意識のある方も安心して使用できるおすすめ機種です。
今回はここまで、それでは快適なギターライフを♪
筆おす
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