ギター指を鍛える『フィンガートレーナー』とは?【おすすめ5撰】

GUITAR

この記事は、こんな悩みを持つ方におすすめです。

  • 弦をしっかり押さえられない…
  • 目的のフレットまで指が届かない…
  • もともと握力が弱い…
  • 素早く指が動かない…

楽器プレイヤーにとって ”指は命(いのち)” です。もし、「指の力が足りない」「指が開かない」と感じている方は、 ”フィンガートレーナー” を使ったエクササイズで解決するかもしれません。

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そもそもフィンガートレーナーとは?

フィンガートレーナーには次のような特徴があります。楽器演奏に必要な指まわりの筋力アップによって、 ”上達スピード” や ”スムーズな演奏” の向上を目的として使用します。

  • 指・手首・前腕の、筋力や柔軟性を向上(維持)できる
  • 楽器のみの練習に比べて、フィンガリング能力が早く身につく
  • ポケットサイズで、楽器がなくても練習できる
フィンガートレーナーを使うことによって、手の大きさや形によるハンディキャップや、練習時間のフォローが期待できます。
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フィンガートレーナーの選び方

フィンガートレーナーは3タイプに分類され、鍛えられる部分が違ってきます。それぞれの特徴を解説していきますので、自分に合ったものを選んでみてください。

  • グリップタイプ
  • ストレッチャータイプ
  • 指拡張タイプ

【1】グリップタイプの特徴

グリップタイプのフィンガートレーナーでは、「握力」と「指の力」を集中的に鍛えられます。まだ小さなお子さんや、女性、年配の方の筋力アップにおすすめです。

そのほか、ブルース、HR/HMなどのジャンルで太い弦を使用する方にもおすすめです。チョーキングやハンマリング・オン、プリング・オフなどを安定してプレイできます。

【2】ストレッチャータイプの特徴

ストレッチャータイプのフィンガートレーナーは、「指」「手首」「前腕」の筋力アップに効果的で、楽器演奏に必要な筋力をまんべんなく鍛えられます。

もともとは理学療法や作業療法から生まれたもので、人間工学に基づいてデザインされており、楽器演奏以外にも、スポーツ全般、リハビリ、こわばりや痛みの軽減など老若男女に使われています。

【3】指拡張タイプの特徴

指拡張タイプのフィンガートレーナーは、「指の関節」を開いて弦を押さえやすくします。幼少期にピアノ経験のある方は、指を開くために何らかしらのトレーニングをしたかと思います。

テクニカル系ギタリストが好きで「ストレッチフレーズ」を弾きたい方や、手の小さいギター初心者におすすめです。柔軟体操のように、少しずつ靭帯を伸ばしていきます。

おすすめのフィンガートレーナー5撰

①VARIGRIP HAND EXERCISER

メーカーPlanet Waves(D’Addario)製品番号PW-VG-01
価格1,800円~タイプグリップ
指・握力     指の開き     
耐久性     総合評価     
その他弦シュミレートパーツ搭載、強度可変、弦楽器・管楽器向け

老舗弦メーカー「D’Addario」のブランドで発売されている、グリップタイプのフィンガートレーナー。じつは筆者、ケガをしてギターを弾けない時期にリハビリで使っていました。

最大の特徴は、弦をシュミレートしたパーツの使用。指先の皮膚を硬くして実際にギターを弾く時に痛くならないという、弦メーカーだからこそできる技術ですね。

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②EXTEND-O-GRIP

メーカーFlanger製品番号FA-10P
価格2,900円~タイプグリップ
指・握力     指の開き     
耐久性     総合評価     
その他範囲可変、強度可変、弦楽器・管楽器向け

グリップタイプで範囲を可変(8.5cm~10.5cm)できる珍しい製品。5フレット付近なら1フレット分、12フレット付近なら2フレット分ほどの範囲を想定してトレーニングできます。

シンプルな構造を追求したが上に耐久性に不安がありますが、筋力がつくまでには使えると思います。ストレッチフレーズとまではいきませんが、小指をしっかり鍛えたい方に向いています

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③Pnrskter ※イチオシ

(出典:https://www.amazon.co.jp/)
メーカーPnrskter製品番号不明
価格2,600円~タイプストレッチャー
指・握力     指の開き     
耐久性     総合評価     
その他6ピースセット、シリコン素材、弦楽器・鍵盤向け

米国ヘルスケア専門家によるハンドグリップ&フィンガーストレッチャー。その効果は、理学療法や作業療法にも使用されるほどで、握力・柔軟性を高めるエクササイザーとして注目を集めています。

ハンドグリップではギターのセーハコードに必要な握力を、フィンガーストレッチャーでは複雑なソロに必要な柔軟な筋力を鍛えることができます。

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④指拡張スリーブⅠ ※イチオシ

メーカー不明製品番号不明
価格2,000円~タイプ指拡張
指・握力     指の開き     
耐久性     総合評価     
その他人体工学デザイン、角度可変、範囲可変、弦楽器・管楽器・鍵盤ほか

ありそうでなかった指拡張スリーブ(数年前まで見かけたことがなかった)。指穴の角度も変えられる人体工学デザインで、手に馴染みやすいことからユーザが増えているようです。

最大範囲は19㎝。ギターなら ”人指5フレット~小指12、13フレット” の距離になるので、ストレッチフレーズ向けのエクササイズは余裕でカバーできますね(凄)

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⑤指拡張スリーブⅡ

メーカー不明製品番号不明
価格1,100円~タイプ指拡張
指・握力     指の開き     
耐久性     総合評価     
その他弦楽器・管楽器・鍵盤ほか

指拡張タイプの定番フィンガートレーナー(20年ぐらい前からあったような…)。シンプルな構造で、ギター、ベース、ウクレレ、バイオリン、ピアノ、サックスなど、楽器全般に対応しています

芯となるバーは柔軟性があり、指穴に指をはめ込むと自然なフォームで指間を伸ばすことができます。ただし、ネジをしっかり止めないと指穴が外れて紛失することがあるので注意してください。

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最後に

ギターをはじめ楽器演奏に「指の筋肉は必要ない」との意見もあります。筆者も反論はありませんが、「演奏に必要な筋力は必要」とは思っています。

熟練者は、繰り返し練習すればフレーズが馴染んできます。しかし、初心者の場合はそもそも「指が動かない=神経伝達・筋力がない」「指が届かない=柔軟性がない」などの弊害があります。

人それぞれ ”手の大きさや形”、”練習できる時間” は違いますから、フィンガートレーナーなど時短できるアイテムは試しつつ、指を鍛えるフレーズを焦らずに練習していきましょう。

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