【音源あり】『SSL-4』はどんな音?ハムバッカー並みのパワーに圧巻!

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\本記事はこんな方にオススメ/

    • ピックアップ交換を考えている!
    • 高出力のシングルP.Uが欲しい!
    • 『SSL-4』の特徴を知りたい!
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はじめに

本ページでは、筆者が愛用するシングルP.U『SSL-4』(Seymour Duncan社)を紹介します。特に、”高出力のシングルP.Uに交換したい方” は要チェックの内容となっています。

SSL-4は、Seymour Duncan社が展開するシングルP.Uの『SSL』シリーズの1つ。(その他のモデルの情報は現在作成中です)

それでは、製品スペック、各ポジションのサウンド(音源あり)、メリット・デメリット等、SSL-4の特徴を解説していきますので参考にしてみてください。

『SSL』シリーズの他に、ノイズレスP.Uの『STACK』シリーズもあります。気になる方は、こちらの記事を読んでみてください。

 関連記事 《ノイズレスP.U》『STACK』シリーズとは?サウンド傾向・選び方を5分で解説!

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【SSL-4】製品スペック

■メーカーSeymour Duncan
■モデル名Quarter-Pound Flat
■型番SSL-4
■マグネットアルニコ5
■出力高出力
■ジャンル向きHR/HM、ロック、ポップス他
■価格帯\12,000前後

SSL-4は ”一般的なシングルコイルの2倍のパワー” を誇る、同社製品の中でも人気モデル。ストラト系ユーザの中でも、パワーアップを求める方に最適のシングルコイルP.Uです。

ポールピースが大きいことから、「弦間ピッチ」を気にせずとも迫力あるサウンドを出力でき、ほんの少しコンプ掛かったようなアタック感になる特徴があります。

SSL-4は ”マウント箇所を選ばず使用可能” です。逆巻き/タップ対応モデルもありますが、大差はなく、受注生産になることから一般的には全ポジションでブリッジ用を採用します。

ポールピースが大きいことで、チョーキングやアーミング時も弦の振動を拾いやすくHR/HM等の激しいプレイに相性が良いとされます。

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【SSL-4】サウンドレビュー

検証条件
  • ギター
    ・ストラトタイプ
    ・ピックアップ:SSL-4
    ・ボリューム :10、7
    ※各ポジション毎に実施
    ・トーン   :10
  • シールド
    ・mogami 2524
  • ピック
    ・MASTER 8 JAPAN:IFHPR-TD080
  • アンプシミュレーター
    ・AmpliTube※各サウンド毎に固定

今回は上記の検証条件で、SSL-4を使用して録音しました。実践的なイメージがしやすいように、各ポジション毎に2段階(10、7)のボリュームで弾いています。

音作りはアンプシュミレーター「AmpliTube」から4種類(CL/CR/OD/DS)のアンプを選択し、それぞれ同じセッティングで各ポジションの録音を行っています。

前述の通り、SSL-4はフロント、センター、ネックを問わず、全ポジションにマウント可能なモデルで、本検証でも全ポジションにブリッジ用を搭載しています。

各ポジション毎の録音データは、ボリューム10、ボリューム7の順番で(8~10小節ずつ)流れます。

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検証:クリーン

(▲Fenderアンプのモデリング。EQはすべて5に設定。)
\ 【Clean】リア音源はこちら /
\ 【Clean】センター音源はこちら /
\ 【Clean】フロント音源はこちら /

(▲リアP.Uの波形 ※クリーン)

ストラト特有の「チャキ!」とキレのあるサウンドはもちろんのこと、パワフルでありながらも ”ピッキングに追従したダイナミクス” がしっかり出ていることにも注目です。

中音域がやや抑え気味で、高音域が高めに出力されるため鋭いサウンド傾向にあります。フロントでは、タイトな低音域が扱いやすい印象です。

検証:クランチ

(▲Fenderアンプのモデリング。EQはすべて5に設定。)
\ 【Cranch】リア音源はこちら /
\ 【Cranch】センター音源はこちら /
\ 【Cranch】フロント音源はこちら /

(▲リアP.Uの波形 ※クランチ)

クランチでは高音域寄り(高音域が主体)なサウンドに変化し、キラッとした明るいサスティーンが特徴的で、細かいピッキングニュアンスもしっかりと出力されています。

SSL-4は歪みやすい(抵抗値が高い)ため、”中音域がオーバードライブしたように圧縮される” のでアンプ/エフェクターの調整も重要となります。

検証:オーバードライブ

(▲Orangeアンプのモデリング。EQはすべて5に設定。)
\ 【Over Drive】リア音源はこちら /
\ 【Over Drive】センター音源はこちら /
\ 【Over Drive】フロント音源はこちら /

(▲リアP.Uの波形 ※オーバードライブ)

オーバードライブでは、空を切り裂くような高音域が印象的です。また、”3kHz付近以降が力強く歪み、低音域はさほど歪まない” というユニークな特徴が見られます。

この特性から「低音域が物足りないな…」という意見もあれば、反対に「シングルコイルらしさが残ってて良い!」と、好みが分かれるポイントです。

検証:ディストーション

▲Soldanoアンプのモデリング。EQはすべて5に設定。)
\ 【Distortion】リア音源はこちら /
\ 【Distortion】センター音源はこちら /
\ 【Distortion】フロント音源はこちら /

(▲リアP.Uの波形 ※ディストーション)

ディストーションサウンド(アンプモデルによる)では、”唸るような低音域” と ”粘りのある高音域” に変化します。中音域は変わらず控えめで ”ドンシャリ傾向” となります。

低音域は芯を感じられる一方で、中音域が強めに圧縮されることから、ピッキングや機材セッティングによってはバンドに埋もれるかもしれません。

さいごに

今回は、Seymour Duncan社『SSL-4』を紹介しました。ちなみに、リッチー・ブラックモア(DEEP PURPLE)のシグネチャーモデルに搭載されていることでも知られています。

シングルコイルP.Uの中では最強クラスで、ハムバッカーよりも強力とも云われます。P-90にも肩を並べるワイドなレンジも人気の理由となっています。

ギターの音に満足していないという方は、ピックアップ交換も視野に入れると費用を抑えられるかもしれませんね。今回はここまで!それでは快適なギターライフを♪

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