【Cubase】Waves製品の『マキシマイザー』と徹底比較!

DTM

\この記事でコレがわかる/

    • Cubase付属エフェクトは使えるか?
    • Waves製品はやはり音が良いのか?
    • マキシマイザーの使い方は?
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はじめに

本記事では、Cubase付属&Waves製品の ”マキシマイザー” を比較し、サウンドの違いや特徴を紹介していきます。(Waves製品は、筆者愛用の『Horizon』からチョイス)

Cubaseには、その名のとおり「Maximizer」というマキシマイザーが付属されています。(類似プラグインの「Limiter」は除外とします。)

今回は、世界標準といわれるWaves「Lシリーズ」と比較していきますので、気になっていた方は要チェックの内容となっています。

サンプルで使用した音源は「Cambridge Music Technology」より無料ダウンロードできます。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
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検証条件と対象プラグイン

対象トラックマスター
GR最大-6dB
OUT-0.3dB

今回はマスタートラックを使って、「Maximizer(Cubase)」と「L1、L2、L3(Waves )」を比較検証していきます。

各マキシマイザーの特徴を引き出すため、ゲインリダクション最大-6dBという、大袈裟な設定で限界性能を探っていきます。
近年のマキシマイザーにはリミッティング機能が搭載されているため、「マキシマイザー=リミッター」という考え方が主流となっています。

オリジナル音源

まずはオリジナル音源を聞いてください。ボーカル、スネアトップ、ルームマイクには、コンデンサー並のパフォーマンスをもつダイナミックマイク「M80」で録音されています。

\ 視聴してみよう! /
このあとのマキシマイザーを掛けた音源は、音圧・音量がぐんと上がります。ヘッドフォン、スピーカーでの視聴は音量にご注意ください。
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【検証①】Maximizer

(Cubase付属:『Maximizer』)
Maximizerは「Classic/Modern」の2つのモードをもつ、Cubase付属のマキシマイザーです。真空管アンプをシュミレートした「Soft Clip」機能にも注目です。
ここがポイント!

たしかに音圧は上がっていますが、明らかにスネアのダイナミクスが失われ、迫力に欠けるサウンドです。3dB前後プッシュするぐらいの使い方が良いでしょう。

 

\ 視聴してみよう! /

【検証②】L1 Ultramaximizer

(Waves「Horizon」付属:『L1 Ultramaximizer』)
L1 Ultramaximizerは、Waves社の初代マキシマイザーです。後に登場するL2、L3に比べると歪み感があり、荒々しさを出すために好んで使用するユーザーも多いです。
ここがポイント!

Maximizerと比較すると全体のバランスを崩さず音圧が上がっていますが、中高域にやや歪み成分が負荷されたサウンドです。楽曲によっては良い結果になるでしょう。

 

\ 視聴してみよう! /

【検証③】L2 Ultramaximizer

(Waves「Horizon」付属:『L2 Ultramaximizer』)
L2 Ultramaximizerは「クリアに音圧が上げる」だけでなく、人の耳に自然に聞こえる「自動リリース機能」を実現し、Wavesリミッターの完成形といわれています。
ここがポイント!

なんと「スレッショルド:-10.5」という暴挙に出ても(上画像参照)、非常にクリーンなサウンドで音圧が上がるという、流石としか言えない結果となりました。

 

\ 視聴してみよう! /

【検証④】L3-LL Multimaximizer

(Waves「Horizon」付属:『L3-LL Multimaximizer』)
L3-LL Multimaximizerは、最大5つの周波数帯域を個別に処理するマルチバンド・マキシマイザーです。(L1、L2は全周波数帯域をまとめて処理するシングルタイプ)
ここがポイント!

バランスを崩さず音圧を上げるだけでなく、各パートの輪郭や表情が見えるサウンドになりました。元の音がブラッシュアップされるので、L2と使い分けると良いです。

 

\ 視聴してみよう! /

【検証⑤】L3-16 Multimaximizer

(Waves「Horizon」付属:『L3-16 Multimaximizer』)
L3-16 Multimaximizerは、最大16のマルチバンド・マキシマイザー。バンドを細かくすることで ”不要な圧縮” や ”音質劣化 ”を避けつつ、音圧を上げることが可能です。
ここがポイント!

プリセット「Mink Solid TV Mix」を微調整。低音がスッキリし、ボーカルが明瞭になりました。SNSほか各メディア用など、2MIXから短時間で調整・仕上げが可能です。

 

\ 視聴してみよう! /

さいごに

結果として、Waves製品と比べると ”Cubase付属のマキシマイザーは無理がある” と感じます。(わずかにプッシュするぐらいなら使えると思いますが、、、)

やはり「Lシリーズ」は ”音圧戦争の頂点に君臨” し、プロアマ問わず一世風靡した製品ですので、DAW標準マキシマイザーでは力不足です。

Waves『Horizon』については、こちらの記事でも紹介しています。Waves史上最大のセールで話題にもなっていますので、興味のある方は参考にしてみてください。

ほかのプラグインも聴き比べてみる 

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