【超重要】ギター初心者が『挫折』する理由は教則本? 正しい選び方とオススメ本を徹底解説!

GUITAR
このページは ”ギター初心者向け” に、教則本の種類や選び方を解説した内容になっています。

ギター初心者にとって ”教則本選び” はかなり重要!楽しくギターを上達するには、あなたの「目標」や「目的」に合った内容の教則本を選ぶことが必要不可欠です!

これからギターをはじめたい、またはギターを購入したけど「何から練習すれば良いか分からない…」という方は必ず最後まで読んでください。

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【はじめに】ギター教則本には7つのタイプがある?

世の中にはたくさんのギターに関する書籍が出回っていますが、大きく分けると教則本は7つのタイプに当てはまります。

この記事では、それぞれ詳しく解説していきますので「今の自分には何が必要か?」をよく考えながら読み進めてください。

  • 【タイプ1】 入門系
  • 【タイプ2】 コード系
  • 【タイプ3】 基礎トレ系
  • 【タイプ4】 フレーズ系
  • 【タイプ5】 特化系
  • 【タイプ6】 音楽理論系
  • 【タイプ7】 その他
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【タイプ1】焦らず『入門系』の教則本からはじめること!

ギター初心者であれば、独学はもちろんのこと、スクールに通って習う場合も入門書は1冊持っておくと上達に役立ちます。

料理に例えるなら次のようなイメージで、ギターの扱い方~テクニックや知識まで全般的に丁寧に教えてくれます。ただし、選び方にはちょっとしたポイントがあります。

  • 包丁   → ギター
  • コンロ  → アンプ
  • 調味料  → 奏法
  • 調合   → コード
  • レシピ  → 譜面
  • 組み合せ → 音楽理論
ギターの構造、コードの押さえ方、基本テクニック、TAB譜の読み方など、最初にちゃんと学ぶことでその後の成長が早くなります。

特定ジャンルの入門書は絶対に避けて!

ギター初心者は、「ジャズギター入門」「ブルースギター入門」のような特定のジャンルを専門とした入門書は避けてください。

なぜなら、そうった入門書は ”一定レベルの演奏技術や知識がある前提” であるケースがほとんどで、初心者にはハードルが高く練習効率が悪くなります。

ノンジャンルの入門書であれば、ギター用語、基礎テクニック、練習フレーズ、必要最低限の音楽理論など、初心者に必要な情報が網羅されています。

おすすめの「ギター入門書」を厳選!

おすすめの入門書を掲載しておきますので、さっそく手に入れて練習をはじめましょう!

ちなみに、エレキギターとアコースティックギターでは異なる演奏技法が存在するので、自分のギターに合った入門書を購入してくださいね。

【超定番】エレキギター入門といえば問答無用でこれ!

教則本界の巨匠 ”宮脇 俊郎” 氏のエレキギター入門書『できるDVDとCDでゼロからはじめるエレキギター超入門』。

日本に住むギタリストなら宮脇氏のギター教則本を1冊以上持っています。(マジです 笑)コードブック付きなので、ボーカル&ギターの方にもおすすめ♪

【新定番】アコギ入門ならこの1冊で決まり!

日本が誇る楽器メーカー ”YAMAHA” が、これまで蓄積してきた音楽教育のノウハウを詰め込んだ『アコースティックギターの教科書』。

基本奏法はもちろんから、パーカッションのようにアコギを叩く奏法までも網羅した近代音楽にも対応しています。

【ファン必見】じつは内容も充実している!イラストも可愛い♪

次世代ガールズ・バンド・プロジェクト “BanG Dream!(バンドリ!)” が応援しながら解説してくれる『バンドリ! ではじめるエレキ・ギター』。

この教則本、内容が本当に良いし分かりやすいです(驚)初心者向きアレンジになって、あの名曲がスコア掲載されいているのでファンの方はコレで決まり♪

【タイプ2】超便利な『コード系』は1冊持っておこう!

ギターはバンドの花形なので、どうしてもギターソロに目が行きがちですが、本来ギターは伴奏楽器です。とくに、歌モノではクールなバッキングこそ本領発揮です。

バッキングはコードが基礎になっているので、ギターコード本を1冊持っておくとアイデアのヒントにもなるので非常に重宝します。

えっ?自分でコードが作れちゃうの!?

最近では、ググってコードを調べる人の方が多いかもしれません。ただ1つ言えることは、”必要なときに見る” のと ”無意識に見る” ことは違う次元ということです。

僕は、20年前に購入したコード本を今でも持っています。たまにペラペラと眺めていると、新たな押さえ方や視覚的にフレーズが浮かぶことがあり一生モノとなっています。

おすすめの「ギターコード本」を厳選!

強いて云うなら、ギター弾き語りのシンガーソングライター、リズムギターにとってギターコードの知識は必須!(リードギターはコード知ってるのは当然という意味)

あなたが思うよりコードって奥が深いですよ?(笑)ぜひ、おすすめ本を参考に練習に活用してくださいね。

【一押し】コードのルールをこの1冊で完全理解!

コードにはある ”ルール” が存在していて、ルールを覚えると600個のコードを覚えたのも同然になります。

そのルールを分かりやすく説明してくれているのが、この『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論 600個のコードを導く7のルール』。一押しです♪

【ド定番】イラストで分かりやすくスラスラ読める!

リットーミュージックの公式HPで大人気連載だった『指板図くんのギター・コード講座』が教則本になって帰ってきました。

とても理解しやすい解説で、ページを進めるのが楽しくなります。最後まで覚えれば、複雑なコードも自分で作れるようになれますよ♪

【レベルアップ】コード進行&コードボイシングもマスター

タメシビキ!でお馴染みの ”山口 和也” 氏による『ギター「無移動コード・チェンジ」エクササイズ そのままバッキングに使える実践パターン集!』。

この教則本は ”コードを覚えたギター初心者” におすすめで、作曲やギターアレンジのスキルが身に付きますよ♪

【タイプ3】慣れてきたら『基礎トレ系』でレベルアップ!

基礎トレーニング系の教則本は、入門書を一通りクリアした方におすすめです。

いずれは、ライブやレコーディングなど人前で演奏する機会があるかと思いますが、基礎が身についていないと確実にミスに繋がります。

スポーツと同じで、基礎トレーニングをしっかり行うことであらゆる場面に対応できるようになるんですね。

基礎トレーニングって何するの?

一般的にギターの基礎トレーニングは5つあります。1つアドバイスをするなら、複数の項目を一緒にした練習にしないでください。

  • 左手(運指、指の開き、コード、レガートなど)
  • 右手(ピック/指のピッキング、スウィープなど)
  • リズム(メトロノーム、拍子など)
  • カッティング(ミュートなど)
  • スケール(メジャー、マイナー、ペンタなど)

ギターを演奏する際、人間の脳は「◯指で◯弦を押さえる」「右手で◯弦を弾く」など多くの情報を瞬時に処理しています。

ですので、「左手で運指の練習をする」目的であればメトロノームは鳴らさずに ”リズムは無視する” ぐらいにメリハリをつけた練習にしないと逆に効率が悪くなるのです。

おすすめの「ギター基礎トレ本」を厳選!

ギター初心者は覚えることが沢山ありますので、満遍なく基礎トレーニングできる内容の教則本を選ぶのがコツです。

ここでは3つ紹介しますが、どれか1つでも試してみれば十分に効果を感じるはずです。

【超定番】超絶系を目指すギター初心者はこれ!

ヘビメタバンド「地獄カルテット」の ”小林 信一” 氏による、『地獄のベーシック・トレーニング・フレーズ』。

教則本「地獄シリーズ」は、HR/HM好きギターキッズの登竜門的な存在です。僕も速弾きを習得するために鬼練習しました(苦笑)

【全網羅】オールマイティーにギターを弾きこなすならこれ!

こちらも ”宮脇 俊郎” 氏の教則本で、みんな大好きギター・マガジンから出版された『ギター基礎トレ365日!』。

この1冊でギターの基礎が身に付きます。バンドや課題曲の練習で忙しくても、空いた時間を有効に活用することで1年後には中級者レベルが狙えます♪

【効果抜群】苦手を克服して技巧派に変身するならこれ!

続いて、こちらも ”宮脇 俊郎” 氏の教則本で、185本ものエクササイズが収録された『究極のギター運指トレーニング』。

あなたが「思うように指がに動かない」「手が小さくて弾きづらい」と悩んでいるのなら運指トレーニング不足なので、この本で練習すれば解消しますよ♪

【タイプ4】中級者になるには『フレーズ系』で引き出しを増そう!

ギター経験が浅い時期は、オリジナル曲のギターアレンジなどで ”フレーズの引き出しの少なさ” に困るのではないでしょうか?

そんなときは、ギターフレーズ集などの教則本が大活躍します。

定番フレーズや、はじめて出会ったフレーズを体に覚えさせることで、自然と ”アイデア” が生まれるようになります。

一朝一夕で身につかない!1日5分でも弾くべし!

小学生の頃、かけ算の九九を毎日繰り返し口に出して覚えたと思います。ギターフレーズの覚え方も原理は全く同じです。

「あのフレーズを弾こう!」と思った瞬間に ”指が勝手に動くレベル” まで、練習しないと意味がありません。

プロギタリストは必ず「手グセ」(個性)を持っています。それらは、毎日練習することで体に刷り込まれたフレーズです。

おすすめの「ギターフレーズ本」を厳選!

僕も25年ギターを弾いていますが、新しいフレーズを覚えだけで自分が思っている以上に音楽性の幅が広がることを実感できます。

フレーズは人間で例えると「語彙力」のようなもの。おすすめのギターフレーズ本でしっかり練習してくださいね。

【超定番】とにかくフレーズの引き出しを増やしたいならこれ!

ギター初心者で、リードギターを担当したら絶対に手にとってほしいのが『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』。

ギターをはじめて間もない頃は、圧倒的に弾けるフレーズの量が少ないです。単純に、100フレーズ × 全12キー弾ければで1200フレーズ引き出しがあることになります♪

【効果抜群】苦手を克服して技巧派に変身するならこれ!

歌モノよりは「インストバンドをやりたい!」というギター初心者におすすめなのが、『【1日】に【3つ】のフレーズを【5分】ずつ弾くギターワークアウトブック』。

なんと、270本のエクササイズが収録されていています!ジャズやカントリーなどテクニカルな内容もあるので覚悟してかかるべし♪

【最速習得】今すぐアドリブ・セッションやりたいならこれ!

とにかく、「今すぐアドリブ弾いて目立ちたい!」というギター初心者におすすめなのが、『直感的にフレーズが作れる! カタチでおぼえるブルース・ギター』。

やはり人間は、”視覚的な情報” のほうが理解が早いのでこの本は理にかなってますね。慣れると指板が違って見えますよ♪

【タイプ5】基礎が身についたら『特化系』にチャレンジ!

弾ける曲やフレーズも増えた…。ライブ出演も経験した…。そこで「もっとギターが上手くなりたい!」と思ったら「特化系」の教則本を手にしましょう!

というのも入門書と比べると、特化系の教則本はレベルが格段に上がるので、相応のモチベーションや覚悟が必要だからです。

ギターを挫折する方のほとんどは、上達を焦って「特化系」の教則本からはじめてしまう特徴があります。

基礎が終わったら「自分の道」を選ぶべし!

特化系の教則本を選ぶポイントは、”自分がどんなギタリストになりたいか?” を決めることが最も重要です。

たとえば、「速弾きが弾きたい」「ジャズの要素を取り入れたい」「カッティングを極めたい」など人それぞれ違うはずです。

ハッキリと目標を定めることで、おのずと必要な知識や技術が見えてきます。

自発的に「これをやりたい!」と思えることに取り組むことがポイントです。

おすすめの「特化系ギター練習本」を厳選!

ここでは、参考として3つほど特化系ギター教則本を紹介します。

あなたにマッチする内容であればさっそく練習をはじめても良いですし、他に必要な技術があるのであれば自分で調べて積極的にチャレンジしてください!

【超定番】HR/HMアレンジのアニソンでテンション爆上がり!

『地獄シリーズ』の超絶系教則本でお馴染みの ”小林 信一” 氏による、『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ 平成を生きるメンズのアニソン編』。

2001年以降の人気アニメのテーマソングをHR/HMインストにアレンジした「紅蓮の弓矢」「君の知らない物語」「crossing field」など多数収録♪

【最新鋭】今最も注目されているネオソウルをマスターできる1冊!

新たなギタースタイルと話題の、日本のネオソウルを代表するギタリスト ”有賀 教平” 氏による『ネオ・ソウル・ギター・フレーズ・レシピ』 。

個人的にも今1番研究しているジャンルです。速弾きとは違った角度で難易度はありますが、ライバルに差をつけられますよ♪

【一押し】日本人が苦手なカッティングで差をつけろ!

ギターをはじめて間もない頃は気づけないかもしれませんが、グルーヴを強烈に生み出すカッティングは曲の良し悪しを決めるほど影響力があります。

タイトル通り『ギター演奏の常識が覆る! 99%の人が弾けていない「本当のグルーヴ・カッティング」』を手にしてあなたのバンドを支えましょう♪

【タイプ6】上級者を目指すなら『音楽理論系』は必須!

僕もそうでしたが、音楽理論はクラシカルなイメージで「自分には必要ない」と考えてしまいがち。(とくに、ロックやパンクをやってると 苦笑)

ですが、あなたの憧れるプロギタリストの100%が音楽理論を勉強していて、その素晴らしいプレイに活かしています。

コードもフレーズも「音楽理論」で説明できる!

好きなアーティストや曲のコピーをしていると、「この音使い、めっちゃカッコイイ…」とクールなコードやフレーズに出会うと思います。

なぜ、カッコイイ音使いなのかと考えたことありますか?

結論を云うと、音楽理論を知っていると全て説明がつきますし、違う曲やキーでも再現することができます。

おすすめの「ギター音楽理論本」を厳選!

音楽理論はブラックホール並みに奥が深いので、あくまでギターを主体とした音楽理論の書籍を紹介していきます。

オタマジャクシ(音符)だけではなく、フレットボード上での解説が視覚的にも分かりやすくなっています。焦らずじっくりと勉強して音楽活動に活かしてください。

【本格派】ギター・音楽で稼ぎたいならこの1冊で決まり!

ギタリストのための究極の音楽理論書シリーズ『ギター音楽理論 ~ベーシックセオリー編~』。(ほかにも「アドリブ編」「コードワーク編」などがあります)

「音程」「リズム」といった音楽の基礎知識から、ギターと楽譜との関係性、コードやスケールの仕組み他…v必要な音楽理論をこの1冊で学べます♪

【イチオシ】間違いなく今日から指板の見え方が変わる!

最初から最後まで指板やコードを使って解説した、まさにギタリストのための音楽理論入門書が『指板で解決! ギターで見て弾く音楽理論』。

ギターを弾きながら「コード」「スケール」「作曲」などの理論を学べて、即実践に活かせすことができる一押しの書籍です。

【超初心者向け】音符も文章も苦手なら間違いなくこれ!

音楽理論書を読んだことがあるけど「さっぱり分からなかった…」という、一度挫折した方にオススメなのが『マンガでわかる! 音楽理論』。

本格的な音楽理論に入る前の基礎知識をマンガで楽しく学べます。とはいえ、すべての理論の根源である「音程」「倍音」の仕組みは網羅されていますよ♪

【タイプ7】奥が深いギターは『その他』の知識も必要!

さてさて、ここまでは「演奏技術」や「音楽知識」に関する内容を解説してきましたが、ギターはそれだけではありません。

当然ながらギターのメンテナンスが発生しますし、エフェクターを使った音作りのコツ、バンド活動の心得、プロを目指すなら音楽業界の情報、作曲/編曲…etc

ギターを上達したい、プロを目指すなら尚さら多くの情報をキャッチし、トライ&エラーを繰り返して自発的に成長しなければなりません。

ほんの一部ですが、今後の音楽活動に役立ちそうな書籍を掲載しておきますので参考にしてみてください♪

 常にギターを最高のコンディションに!
効率の良い練習法をプロが解説!
PAが語る音作りのガチ話!
エフェクターの音作りが丸わかり!

【さいごに】ギター初心者が挫折しないためには

繰り返しになりますが、挫折するギター初心者の多くは ”自分に合った練習” や ”演奏時のコツ” を見つけられず、モチベーションが下がって辞めてしまうことがほとんど。

いかに ”教則本選びが重要” なのかが今回の内容でわかっていただけたかと思います。とはいえ、何にでも失敗や遠回りは付きもので「そこからどうするかが大事」です。

気になる教則本があれば、まずは手に取ってみる。ギターを弾かなければ当然上手くなりませんし、悩んでいるヒマがあったら練習した方が得るものが大きいです。

それでは、ギターライフを楽しんでください!

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