\本記事はこんな方にオススメ/
- WindowsマシンでDTMをする方
- Apolloシリーズが気になる方
- DTM環境を改善したい方
世界中のDTMクリエイターに注目されるApollo Twinの第3世代モデル『Apollo Twin X』。そこそこ値段がしますし、Windowsユーザーは ”正常に動くのか” が気になると思います。
ただし、Windowsユーザーは ”Thunderboltの取り扱い” に注意してください。
そこで今回は、『Apollo Twin X』の目玉でもある ”Thunderbolt3” や、使用上で注意するポイントなどを解説していきます。
必要な『PCスペック』は?
Windowsマシンのシステム条件が満たせてなければ『Apollo Twin X』は使用できません。
販売代理店が公表するシステム条件をまとめると次の通りです。
- マザーボード:Thunderbolt3内蔵(2016年以降リリース)
- CPU :Quad Core i7 以上(第6世代以上)
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:6GB以上の空き
- DAW :AU/VST/RTAS/AAX64対応
- その他:インターネット通信できる環境
DTMクリエイターのほとんどは、必要スペックを十分に満たすマシンを購入・所有するかと思いますが、 ”Thunderbolt3” には注意が必要です。
Thunderbolt3とWindowsは『相性』が悪い!?
”Thunderbolt3” が搭載されたWindowsマシンはさほど種類が少なく、あったとしてもDTMとはマッチしないスペックがほとんど。
そのため、多くのWindowsユーザーは『Apollo Twin USB』を選択せざるを得ませんでした。こちらの記事でも解説していますので、気になる方は参考にしてください。
Thunderbolt4の登場ですべて解決!
2020年にリリースされたThunderbolt4は、すべてのUSB/Thunderbolt規格との互換性があります。(別名:USB4.0とも呼ばれます)
こちらの記事でも紹介していますが、『Apollo Twin X』を使うのであれば ”Thunderbolt4 搭載のWindowsマシン”にすることをオススメします。
仕様/外観
実際に『Apollo Twin X』を手にとった感想や外観を紹介していきます。あわせて、仕様もチェックしておきましょう。
主な仕様
『Apollo Twin X』の最大の特徴は ”Thunderbolt3で接続できる” ことです。その他は、従来のApolloシリーズと大差ない仕様となっています。
入力 | |
アナログ入力 | 2 ※マイク/ライン用 |
Hi-Z入力 | 1 ※ギター/ベース用 |
デジタル入力 | S/PDIF、ADAT |
ファンタム電源 | +48V ※端子毎にON/OFF可 |
AD/DA | |
ビットレート | 24bit |
サンプリングレート | 44.1、48、88.2、96、176.4、192khz |
A/D変換チャンネル | 2 |
D/A変換チャンネル | 6 |
出力 | |
ライン出力 | 2 |
モニター出力 | 2 ※L&R |
ヘッドフォン出力 | 1 ※ステレオ |
サイズ・重量 | |
幅×高さ×奥行 | 160.3 × 66.0 × 148.8 mm |
重量 | 1.07 kg |
同梱物
インプット/アウトプット部分
底面部分
Thunderboltケーブル選びのポイント
ネットで調べると、大体3000円~5000円ぐらいでThunderbolt3ケーブルが販売されていますが、Thunderbolt4(USB4.0)対応のものを選ぶようにしましょう。
ちなみに筆者は、Stouchi製のThunderboltケーブルを愛用しています。詳しくはこちらの記事で解説してますので参考にしてください。
セットアップ手順
『Apollo Twin X』は、インターネット接続した状態でセットアップを行います。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
プロ仕様の『音質・品質』
実際に使っみて、まず驚いたのがレイテンシーを感じないということ。レイテンシーに対してノンストレスで演奏できるはプレイヤーとしても大きなメリットがあります。
「タメシビキ!」で人気の山口和也さんは下位機種『ARROW』で紹介していますが、UADプラグインのリアルなサウンドは圧巻です。
こちらはデジマート・マガジン特集の動画で、ドラムとベースのジャムセッションをApollo X8PのUnison機能(プラグイン掛け取り)で実際にレコーディングしている様子です。
まとめ
WindowsユーザーにとってThunderbolt3はクセモノ。安心して『Apollo Twin X』を使用するのであれば、つぎの組み合わせがおすすめです。
Thunderbolt4搭載Windowsマシン
+
Thunderbolt4対応ケーブル
すでに、Thunderbolt3搭載Windowsマシンを使っているのであれば、Thunderbolt4対応のケーブルにしましょう。
ちなみに『Apollo Twin X Duo』の相場は12万前後。ですが、僕はタイミングよく楽天のセール中で96800円で購入できました(爆)
3万円も浮くとUADプラグインも買えちゃいます。購入検討している方は随時チェックしておきましょう。
筆おす